ここ数年で、WordPressの無料テンプレートテーマの品質がかなり向上しています。
新しく提供が開始された『Cocoon(コクーン)』は、無料テンプレートテーマとは思えない高機能で注目を集めています。
アフィリエイト、公式サイトなど、多くのWebページに最適な、Cocoonの特徴や詳細をまとめました。
この記事に書いてあること
Cocoonはどんな人に向いている?
Cocoonは、人気テンプレートテーマ「Simplcity」の開発者わいらひ氏の制作です。
軽量ハイスピードのSinplcityの特徴を引き継ぎながらも、かなりのクオリティアップが実現されています。
SEO的にも優秀なことから、多くのアフィリエイターに利用されていくことは間違いないでしょう。
前作Simplcityと同様に、シンプルにしてカスタマイズ性の高く、さらにパワーアップしているといった感じです。
拡散性や閲覧者を誘導するような機能もあるので、アフィリエイトブログや、アドセンス広告を掲載したいブロガーなどにも最適です。
Cocoonのアフィリエイト機能
Cocoonは、アフィリエイトブログやサイトに使える機能を数多く実装しています。以下を参照しましょう。
- 広告設置場所の選択
- 広告フォーマットの選択
- アフィリエイトタグの一元管理
- ランキング作成機能
- 内・外部ブログカードの設置
- 数多いSNS拡散ボタンの設置
- PVカウント機能
- ツイートのフォロー誘導、メンションの設定、ハッシュタグの設定機能
- CTAの設置
- 商品ランキングウィジェット機能
これらの機能を使えば、単純にアフィリエイト広告を掲載さするだけではなく、より広告をアピールし、閲覧者からのクリック率を高めたり、購買意欲を発起することにつながるはずです。
Cocoonの表示速度
Cocoonは、無料テンプレートテーマと思えないほどにページの表示速度が速いことで知られています。
W3C企画を遵守し、HTML・CSSを最適化、ブラウザキャッシュ機能も搭載してさらにそれらのチェックシステム(GTetrix)を設けるなど、表示速度にとことんまでこだわった構造です。
そのスピードは、軽量で有名だったSimplcityを上回ります。
Cocoonのエディター機能
Cocoonは、エディター機能の性能も高く、プラグインなしでもかなりの装飾を施すことが可能です。
文字の大きさ調整、色の設定など基本的な設定はもちろん、カラム設定や吹き出し、ランキングなど、前項で紹介したアフィリエイト機能もエディターから呼び出すことができます。
最近導入するテンプレートテーマが増えた、エディターからのショートコードの設定も可能です。
WordPressの新企画、グーテンベルグとも良いバランスで同居している印象で、クラッシクエディターの切り替えも使えますし、設定から完全にグーテンベルグを無効化することも可能です。
CocoonのSEO効果
CocoonはSEO対策に非常に優れたテンプレートテーマです。
以下のようなSEOに有利とされる機能を実装しています。
- モバイルフレンドリー対策
- W3C規格に遵守したHTML、CSS構成
- AMP対応
- meta discriptionの挿入
- SNSシェアボタンの設置
- 複数のSNS拡散機能
- グローバルナビのかんたん設定
- パンくずリストのかんたん設定
- サイトマップのかんたん設定
とくにスマホの高速表示規格「AMP」をページやカテゴリー別に設定を変えられるなど、細かな変更が加えられるのは便利です。
AMPはアフィリエイトとの相性が悪く、広告が表示されないなどのトラブルもあるので、ページやカテゴリーごとにオン・オフができるのはかなり優秀だといえるでしょう。
これら無料とは思えないようなアフィリエイトに有利な機能を実装しているのに驚かれる方も多いはず。
ここまで多くの機能は、有料のテンプレートでも実装していないこともあります。
Ccoonのデザイン性
Cocoonのデザインは非常にシンプルです。
ただ、変更できるスキンは多く、またこれからも増えていくと考えられます。
前作のSimplcityにはなかった、カルーセルスライダーの実装があり、とくにトップページなどは大手メディアサイトのような華やかなデザインにすることができます。
有料テンプレートと無料テンプレートの最も差が現れやすいという、サイトデザインですが、Cocoonはかなりに有料テンプレートに迫るデザイン性の高さを実現しているといえます。
Cocoonを導入した人の評判
Cocoonは、前作のSimplcityが人気だったこともあり、提供開始から大きな注目を浴びました。
すでにインストールしている人も多く、評判は上々です。
HTML、CSS、Javascriptの勉強を兼ねて無料テンプレートを使いたいという人以外は、Simplcityから移行するのにデメリットはないでしょう。
ページの表示スピードで「遅い」という人もいるようですが、これは前に使っていたプラグインをそのままCocoonで引き継いでしまったことによる弊害です。
Cocoonは、デフォルトで各種プラグインの代わりとなる機能を多く備えているので、移行するときに精査し、これまで使用していたプラグインを捨ててCocoon側で設定し直すとよいでしょう。
Cocoonのサポート
Cocoonは、有料テンプレートのようにメールでのサポートなどはありませんが、公式ページのマニュアルが分かりやすく丁寧です。
また、公式ページ内にはフォーラムもあり、かなりの人が参加しているので、それをサポート代わりにするとよいでしょう。
まだ提供され始めて間もないにも関わらず、すでにネット上では多くの情報があるので、たいていのことはググって解決できるはずです。
ファイル内を破損させてしまったときには、気兼ねなく再インストールできるのも、無料テンプレートテーマのメリットです。
テーマのアップデートも無料で自動で行われます。
まとめ
ブログやサイトで収益化を考えている人にとって、これからCocoonの需要はさらに高まっていくと考えられます。
複数サイトの運用を予定している場合などは、有料テンプレートテーマと比べると大きくコストダウンすることが可能です。